dev.imcovel.com | 22,916円 能登地震寄付 アーモンドの樹 ウォルター・デ・ラ・メア

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文学・小説
本・雑誌・漫画
ウォルター・デ・ラ・メア作品集
アーモンドの樹―ウォルター・デ・ラ・メア作品集〈2〉
デ・ラ・メア,ウォルター【著】〈de la Mare,Walter〉
脇 明子【訳】/橋本 治【絵】
東洋書林 1976 第1刷

函つき

不思議で、寂しげで、そして少し怖い“お噺”たち…1970年代に“大人の童話”の走りとなった定番の傑作選が耽美的装画の名品とともに待望の再臨!!

目次
アーモンドの樹

姫君
はじまり

この巻は男の子の話です。イギリスで子どもが小さな紳士であるように育てられていた時代の話。乳母や使用人が子どもの世話をしていた時代。「アーモンドの樹」読んでいて切なくなります、子どもの限られた世界での両親の役割の重さ。大人になってようやく解ける謎。どの話も寂しく影があるのですが、それでも心に沁み入ってくるように思います。静かで音のない景色、美しさに胸がギュッとなる瞬間、この作品たちはそれらを取り出してくれるように思うのです。

東洋書林による牧神社版『ウォルター・デ・ラ・メア作品集』復刊2冊め。今回はニコラスという少年または青年が一人称で語る短篇4作。訳者による前書きは子供向けのような書きぶりだけど、これはなかなか、大人が読んではじめてわかる人生の苦味。「子供本来の直観」(p.79)は正しいかもしれないが、正しさは時に人をも身をも傷つける。あのとき本当はどうすればよかったのか、答えのない問いを問いつづける割り切れなさが主人公を次なる問い、現実からずれた二重写しの女性のイメージへ向かわせるのか。触れられない虚像、馴染み深い絶望へ。(レビューより)

函・小口にに経年の汚れが見られますが中はとてもきれいです。

売り上げの50%を能登地震に寄付いたします。

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